TOMOOの曲はキャッチーなのに、文学的で自然な言葉が心にすっと入り込みます。
その音楽スタイルはアニメとの親和性が高く、数多くのアニメ主題歌を手がけているんです。
最近では『映画クレヨンしんちゃん 奇々怪々!オラの妖怪バケ〜ション』の主題歌を担当することが発表され、話題になりました。

TOMOOの音楽は、すごい曲を書いてやるぞ!っていう気負いと圧を感じないのが好き。
深い歌詞でも自然に心に沁みるんだよね。
私はTOMOOをもっと知ってほしいので、
今回はアニメ『アオのハコ』『違国日記』と一緒に、主題歌「コントラスト」「ソナーレ」をレビューしました。
すでにTOMOOが大好きな方は、ファン記事として楽しんでみてくださいね。
TOMOOとアニメ|『アオのハコ』
アニメ『アオのハコ』には、恋愛、部活、学生生活といった、全てのアオハルが詰め込まれています。
主人公猪股大喜が片思いする鹿野千夏先輩が、大喜の家に居候になるという、とんでも展開で幕が上がりますが、
『アオのハコ』では登場人物の心理描写がとても緻密で、
それぞれの“青春”にフォーカスが向いているのが魅力的な作品です。

『アオのハコ』は、THE“青春”アニメ!
特に大喜がバドミントンでインターハイを目指す過程はかなり熱く描かれており、場面によって完全にスポ根アニメになります。
家に帰ると千夏先輩がいるので、あ、そーいえば同居してたんだっけ、となる程にスポ根展開が熱いです。
家に千夏先輩がいるだけだと胸キュンなだけですが、ストーリー全体に深みをもたらしてくれる存在が、大喜の親友蝶野雛です。
雛自身も新体操で注目される存在で、隣のコートで日々汗を流す大喜は、戦友でもあります。
大喜の千夏先輩への片思いも応援していましたが、同居を知ってしまった頃から次第に、蓋をしていた自らの気持ちが溢れてしまうのです。
そして、それまでぼーっとしていた千夏先輩ですが、大喜と雛の関係性が次第に変わっていくことで、心が揺れている自分に気づきます。

とにかくじれったい!
それが青春!
『アオのハコ』の魅力!
ド直球なスポ根シーンに対して、とにかくじれったい恋愛が展開される『アオのハコ』、
少女漫画よりさらっとしていますが、かなり練り込まれた恋愛ストーリーを楽しめる少年漫画です。

ちなみに私は雛ちゃん推し。
私の推しも雛ちゃん推し。
あなたは千夏先輩派ですか?雛ちゃん派ですか?
ぜひアニメ『アオのハコ』を見て、推しの気持ちを応援してください。
TOMOOとアニメ|EDテーマ曲「コントラスト」
アニメ『アオのハコ』Season2、EDテーマ曲が、
TOMOO「コントラスト」です。
『アオのハコ』Season2は、雛ちゃんが主人公ともいえるSeasonで、
TOMOO「コントラスト」は、雛ちゃんの視点で歌詞が綴られています。
TOMOOのわかりやすい丁寧な言葉選びが、雛ちゃんの恋する喜びに寄り添っているのが、胸にしみるんです。
ミドルテンポの落ち着いた音楽が、雛ちゃんの大切な気持ちと、一緒に歩いているような印象を受けます。
火照った頬をさますような
夕方の風はやさしい並んで君と歩いた
今日が一生物になる引用:TOMOO「コントラスト」 Aメロ
雛ちゃんの、大好き!を直接的に表現するのではなく、大喜との何気ないワンシーンにスポットを当てていて、
冒頭たった4行で情景が浮かび、雛ちゃんの歌になっています。

でも切り取るシーンや気持ちが、いい意味でありふれていて、
自分の歌として聴けるのがTOMOO「コントラスト」のいいところ。
何の気なしに優しい
ってちゃんとわかってるのにああ 跳ね上がる集中力
たった一言で熱い
ほんの小さな兆し夢見てしまう
引用:TOMOO「コントラスト」 Bメロ
“跳ね上がる集中力”や、“ほんの小さな兆し”といった、一瞬の恋心あるあるで、一気に共感できます。

これ、かなり上手い歌詞だと思うけど、
TOMOOって、凄さを感じさせないから、曲に入り込みやすいんだよね。
そしてサビでは、雛ちゃんの恋心が溢れる様子が描かれますが、
大好き!ではなく、“なんでこんなに嬉しいの”と、根源的な気持ちの高まりに焦点を当てるんです。
なんでこんなに嬉しいの
なんでこんなにかなしいの今も隣で眺めてる
遠い横顔 焼きつけたああ
今日はまだ届かない近くにいるのに
引用:TOMOO「コントラスト」 サビ
一度も好きという言葉が出てこないラブソングなのに、“大好き”な気持ちがどうしても伝わってきます。
親友への気持ちに葛藤する雛ちゃんに共感して、“近くにいるのに”で、すっとエモーションが収まる瞬間に、
切なく、しめつけられるような感覚になるんです。

大喜って罪作りだなぁ、って、正直思っちゃうよね。
でも大喜はただ、いい奴すぎるんだよなぁ。
と、思ったところで、また雛ちゃんに共感しちゃう。
TOMOOは「コントラスト」を、無理のない抑揚で歌い上げます。ファルセットと地声のつながりも自然で、かなり耳なじみがいいです。
TOMOOの無理のない存在感が、アニメ主題歌に強い親和性をもたせます。
「コントラスト」を含め、私たちの日常にもすっとなじむのがTOMOOの音楽なんです。
TOMOOとアニメ|『違国日記』
アニメ『違国日記』は、15歳の田汲朝と、叔母の小説家、高代槙生との同居生活を描いたアニメです。
朝が両親を交通事故で亡くしてしまうのがきっかけですが、悲壮感を感じさせない、淡々とした日常が進んでいきます。
でこぼこ道を、少しずつならしながら歩くような、静かなアニメです。
登場人物は大人子供問わず、それぞれ不安を抱え、砂漠を彷徨っています。
答えやオアシスは提示されず、日々と共に進みながら、自分なりの選択をしていくんです。

受け止めるというより、受け入れていく感じ。
つかみ所のなさが、心地よいアニメ。
朝や槙生が思い悩むシーンが、あまり印象に残っていないのが、印象的でした。
槙生が小説家らしく、淡々といいことを言うのですが、あまりに普通のトーンでしゃべるので、私は覚えていません。
朝が苦しむシーンも、一晩寝れば朝がくるようなリズムで、ストーリーが進んでいきます。
また、朝は人なつっこく、槙生は人見知りで、キャラクターのアンバランスさがなじんでいく様子が愛おしいです。
槙生が勢いで朝を引き取ってしまい、翌朝自分で困惑するというアニメ的な展開も面白いので、
疲れて自分を整えたい時に、ぼーっと見るのにもオススメのアニメですよ。

世の中の同調圧力に疲れたら、朝と槙生の日常を思い出したい、かな。
押しつけがましさがなく、自分なりの良さを見いだせるのが魅力的な作品です。
ぜひ朝と槙生の日常に触れてみてください。
TOMOOとアニメ|OPテーマ曲「ソナーレ」
アニメ『違国日記』OPテーマ曲が、
TOMOO「ソナーレ」です。
「ソナーレ」は、イタリア語で“鳴り響く”を意味します。
ふと感じる、心地よい朝の風のような空気をまとった曲です。
リズム良く、心地よい“流れ”を感じる曲で、日頃からなんとなく聴きたくなります。
軽やかな雰囲気で、アニメ『違国日記』の始まりの曲としてもピッタリです。
歌詞は自然と登場人物の心に触れており、アニメ『違国日記』のOPテーマ曲として、しっかり作品にも寄り添っています。
眠りから目覚めたら
開かれたページの上にひとり見回せど見えない
あても 出口もそして聞こえたのは
名前を呼んでる あなたの声手探りの言葉と
歩き出した引用:TOMOO「ソナーレ」 Aメロ

朝も槙生も、孤独だけど、ひとりじゃなかったんだなぁ。
そんな特別が、当たり前のように感じられるのが好き。
私もたまに、家族とか、親しい人に、いい意味で邪魔をされますが、
そんな日常のありがたさを感じました。
ばらばらのリズムで
口ずさめたら きいて
引用:TOMOO「ソナーレ」 Bメロ
Bメロの歌詞は、『違国日記』というタイトルを感じさせます。
一緒にいるけど、見てる景色は違う、朝と槙生が少しずつなじんできた日々を思い出すんです。
世界がほどける音がかけてくる
かけてくる 朝がくる綺麗な目をしたあなたも見てるだろう
朝がくる 朝がくる引用:TOMOO「ソナーレ」 サビ
サビの開放されるようなメロディーは美しく、“朝がくる”が、朝の名前にかかっているのも気持ちがいいです。
サビの歌詞は情報量が少なく、聴く人それぞれに違う景色を見せてくれます。

アニメ『違国日記』と、TOMOO「ソナーレ」から感じる空気感が一緒で好き。
押しつけがましくなくて、解釈を私たちに任せてくれる。
ぜひTOMOO「ソナーレ」と一緒に、アニメ『違国日記』も見てみてください。
TOMOOメモ
6歳からピアノを始めたTOMOOは、ディズニーやスタジオジブリの音楽を耳コピしていました。
そのためなのか、爽やかな印象の曲が多い一方で、
「Grapefruit Moon」のように、巧みな比喩表現を用いたブルージーな印象の曲もあり、表現の幅広さも魅力のシンガーソングライターです。
歌声は温かみのあるアルトボイスで、なめらかにファルセットを使い分けます。
2025年は、自身初の武道館ライブを成功させ、2nd Album「DEAR MYSTERIES」もリリースしました。
2026年11月には初のアリーナツアー『TOMOO Arena Tour 2026』を控える、注目のアーティストです。

私、まだチケット取れたことない。
まとめ
今回はTOMOOが担当するアニメ主題歌と一緒に、記事を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
TOMOOの温かい歌声は、なんとなく心を落ち着けたい時にもピッタリなので、
アニメと一緒に楽しむのはもちろん、自分の好きなタイミングでTOMOOの音楽を楽しんでみてくださいね。
よりみログでは、音楽やアニメの記事をたくさん書いているので、お気に入りを探してみてください。
アニメ『アオのハコ』『違国日記』は、U-NEXTで見られますよ。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
またね!

